筋トレに救われた③
前回の記事の続き。
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クビ寸前まで追い込まれるも、なんとかロープレをしのぎ、
晴れて顧客対応を任せてもらえるようになったわけだが、
そこからも苦難の連続だった。
まず、店舗に飛び込んでいっても恫喝される。
恫喝されるならまだいいほうで、
完全にシカトされたり、塩をまかれたりした。
運よく商談になったとしても、どもったり、何を言っているのか分からない営業トークを連発、
さらにはアポなしで女性専用店舗に突撃するなどマナー面でもNGを重ね、
私が担当していた店舗からクレームが会社に殺到した。
そんなことが続いたある金曜日、上司に呼び出されて言われたのは
「次、お客さんからクレームが来たらクビね」
温情でロープレを見逃してもらった手前、今回が本当のラストチャンスだった。
自分の 何がいけないのか?どうしてどもってしまうのか?
そもそも、トークスキル以前の問題なのではないか?
この土日で、その答えを出さなくてはいけない。
頭の中を様々な考えが駆け巡ったが、とうとう煮詰まっていた私は
気分転換のために、近所の公園に散歩に出かけることにした。
これ以上、狭い部屋で考えをめぐらせていても、解決にならなそうな気がしたからだ。
そうして近所の公園のジョギングコースをフラフラと歩いていたそのとき、
ある光景が目に飛び込んできた。
年のころは50台から60台の壮年の男性が、
上半身裸で、公園の鉄棒で一心不乱に懸垂をしていたのだ。
なぜ、その光景が気になったのかは分からない。(少なくとも、私はゲイの気はない)
だが、その光景をしばらく見ているうちに、一つのアイディアが思い浮かんだ。
「そうか。マッチョで自信がなさそうなやつなんて存在しない…
というか、元気が無いマッチョなんて似合わない。
トークスキル以前に、見た目から態度を変えてしまえば、
自分に起こりうる全ての出来事を変えることができるのではないか?」
そんな単純かつ非論理的なアイディアに突き動かされた私は、
家に帰るなり、一心不乱にスクワットと腕立て伏せを始めていた。
今にして思えば、これが私の人生の快進撃の始まりだったのだった…
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今回はここまで。
次から快進撃!
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クビ寸前まで追い込まれるも、なんとかロープレをしのぎ、
晴れて顧客対応を任せてもらえるようになったわけだが、
そこからも苦難の連続だった。
まず、店舗に飛び込んでいっても恫喝される。
恫喝されるならまだいいほうで、
完全にシカトされたり、塩をまかれたりした。
運よく商談になったとしても、どもったり、何を言っているのか分からない営業トークを連発、
さらにはアポなしで女性専用店舗に突撃するなどマナー面でもNGを重ね、
私が担当していた店舗からクレームが会社に殺到した。
そんなことが続いたある金曜日、上司に呼び出されて言われたのは
「次、お客さんからクレームが来たらクビね」
温情でロープレを見逃してもらった手前、今回が本当のラストチャンスだった。
自分の 何がいけないのか?どうしてどもってしまうのか?
そもそも、トークスキル以前の問題なのではないか?
この土日で、その答えを出さなくてはいけない。
頭の中を様々な考えが駆け巡ったが、とうとう煮詰まっていた私は
気分転換のために、近所の公園に散歩に出かけることにした。
これ以上、狭い部屋で考えをめぐらせていても、解決にならなそうな気がしたからだ。
そうして近所の公園のジョギングコースをフラフラと歩いていたそのとき、
ある光景が目に飛び込んできた。
年のころは50台から60台の壮年の男性が、
上半身裸で、公園の鉄棒で一心不乱に懸垂をしていたのだ。
なぜ、その光景が気になったのかは分からない。(少なくとも、私はゲイの気はない)
だが、その光景をしばらく見ているうちに、一つのアイディアが思い浮かんだ。
「そうか。マッチョで自信がなさそうなやつなんて存在しない…
というか、元気が無いマッチョなんて似合わない。
トークスキル以前に、見た目から態度を変えてしまえば、
自分に起こりうる全ての出来事を変えることができるのではないか?」
そんな単純かつ非論理的なアイディアに突き動かされた私は、
家に帰るなり、一心不乱にスクワットと腕立て伏せを始めていた。
今にして思えば、これが私の人生の快進撃の始まりだったのだった…
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今回はここまで。
次から快進撃!