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筋トレに人生を救われた筆者が、筋トレや仕事、不動産などについて語ります。

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パレートの法則は何にでも当てはまる?

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私は職場をはじめ、いろいろなコミュニティに属している。

 

賃貸不動産のチームや、不動産オーナーの集い、
ただの遊びのコミュニティなどなど…

 

いろんなコミュニティに属している理由としては、
依存するコミュニティを分散させることが、
社会的・精神的なリスクヘッジだからだ。

 

今回は、これらのコミュニティに属していて、
わかったことについて話そう。

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【全てが2:8に分かれている】

いろいろなコミュニティに所属して、観察していて確実に言えるのは、
どんなコミュニティにおいてもパレートの法則が当てはまる、ということだ。

 

パレートの法則Wikipediaで調べてみると、下記のように定義されている。

パレートの法則(パレートのほうそく)は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則。経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論。80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。

  • ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よって売上を伸ばすには2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である。
  • 商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。→ロングテール
  • 売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。

このように、優れた20%の集団が利益の80%を生み出し、
残りの80%の集団が20%の利益を挙げている。

 

そして、これが私の所属するコミュニティでも顕著に表れているのだ。

 

例えば、不動産オーナーのコミュニティでは100人中20人が「常連メンバー」であるし、賃貸不動産の仲介業で結果を出しているのは70人中15名のメンバーだけだ。

 

さらに、会社の売り上げでも26人の部署で、
継続的に結果を出し続けているのは5人の社員だ。


このように、どのコミュニティにおいてもほぼぴったり2:8で
「結果を出している人・常連メンバーとその他大勢」にわかれているのだ。

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【あなたがトップ2割の集団についていく価値】

ここまでの話を単純に聞けば、こう思うかもしれない。

「じゃあ80%の集団に価値はないのか」とか
「じゃあ20%の集団だけでスーパーチームをつくればいいのか」とか
「自分は80%の方だから価値がない…」とか…


しかし、ことはそう単純ではない。


上位20%のチームを作ったとしても、その中でまた2:8で落ちこぼれが出てしまうし、
逆に残りの80%のチームでも2:8の割合で優秀な人が出てくる可能性もある。

 

結局は、どこの集団でも2:8の法則はできてしまうのだ。

 

これは、あきらめて運用するしかない厳然たる事実だ。

 

では、仮にあなたが80%の方に入ってしまっていたら、
何をするべきだろうか。

 

結論から言うと、なんとか20%のグループと仲良くつながるのがベストだろう。

 

今すぐトップ20%の結果を出す必要はない。
とにかく、常にその20%の集団に食らいつくのだ。

 
そうすることで、あなたもそのグループも成長する。
 
その理由は大きく二つ。

まず一つ目は、常にその集団に加わることで、
20%のボリュームが増えるからだ。
 
あなたが20%の集団にいつもいると、あなたに対する周囲の見方が変わる。

「あいつはいつもできるヤツと一緒にいる」という風に。
 
そうすると、自然と「できるヤツグループ」のボリュームが増える。
そうなると、2:8の2が拡大するので、自然とグループの成績が向上するのだ。
 
二つ目の理由は、あなたが「できる周りのヤツら」
に引っ張られて成長するからだ。
 
できるヤツのグループにできないヤツが入ると、ちょっと居心地が悪い。
しかし、そこをグッとこらえてコミュニティに居続けると、
あなたの常識が「できるヤツ」の常識と交わっていく。
 
そうなると、あなたの行動や発言、態度ができるヤツにどんどん近づいていくので、
勝手に「できるあなた」になってしまうのだ。
 
このように、あなたが80%のサイドにいても何の問題もない。
あなたが20%に入りたいなら、20%に食らいついていけばいいだけなのだ。
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いかがだっただろうか。
 
このように2:8をざっくり理解したうえで、
どう振る舞うかはあなた次第だ。
 
ただ一つ言いたいのは、あなたが「成長したい」「チームに貢献したい」
と本気で考えているなら、絶対に20%に食らいつくべきだ。
 
逆に、なんとなく20%の側につるまれても、
20%の人たちにとってはいい迷惑なのだから、
トップの20%に感謝しながら食らいつく、というのは忘れないようにしよう。
 
今回はここまで。
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