人は見た目が大事。ならば筋トレしようよ
数年前に「人は見た目が9割」というタイトルの本がベストセラーになった。
当時、このタイトルをみて「結局顔かー!」とかアホなことを言っていた
のが懐かしいが、今となっては非常にしっくりくる。
ちなみに私は「見た目を整えることで、コミュニケーションが円滑になる」と解釈している。
決して「見た目が悪い(顔が悪い)ヤツは人生終わってる」という意味としては捉えていない。
そこで、今回は”見た目”について話そうと思う。
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◆見た目を整える努力ほど、てっとり早くリターンが得られる投資はない◆
メラビアンの法則をご存じだろうか。
”コミュニケーションにおいては見た目の比重が多くを占める”というあれである。
ちなみにWikipediaによると、下記のように書かれている。
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。
(厳密には「メッセージの送り手がどちらとも取れるメッセージを送った」場合、「メッセージの受け手が声の調子や身体言語といったものを重視する」という事を言っているに過ぎないのだが、今回は俗説的な部分にフォーカスして話を展開させてもらう。)
このように、コミュニケーションにおいて”見た目”が及ぼす影響というのは大きい。
なぜなら、見た目がしっかりしていれば、コミュニケーションが円滑になったり、
信頼関係を簡単に構築できるからだ。
逆に、見た目を整えるだけで印象が良くなったり、仕事や恋愛がうまくいくなら、
これほど簡単でてっとり早くリターンが得られる投資はない、といえるだろう。
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◆見た目のどの部分で勝負するか?◆
では、見た目のどの部分で勝負をするべきなのか?
結論から言うと、己の体、つまり筋肉で勝負した方が良いと私は考えている。
なぜなら「体を鍛える」こと自体は誰でもできることなので、
顔がかっこよくなくても良いし、相手に強烈な信頼感を与えることができるからだ。(決して相手を威嚇・威圧するためではない)
なぜ相手に信頼感を与えられるかというと、通常「体を鍛えている人」というのは
肉体はもちろん、精神力が強く、「簡単に逃げ出さない」イメージがある。
「生物として強い」とでも言おうか。
普通は逃げ出したくなるような、努力と信念の果てに、
鍛え上げられた肉体が存在する。
これを人間は本能的に知っているのである。
このように、鍛え上げられた体には、それだけであなたの人間性を表現できるくらい、
様々なメッセージが宿っているのである。
しかも、体はいつでもあなたとともにあるので、
いつでもどんな時でもあなたの人間性をアピールしてくれる。
スーツ姿でも、Tシャツ・短パン姿でも、寝起きだとしても、
体はいつでも変わらず"信頼感のあるあなた"を勝手にアピールしてくれるのだ。
実際に私も、体を鍛えだしてから人から信用してもらえることが増えて、
様々なチャンスを手にすることが増えてきている。
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◆服装でアピールするには?◆
私は”高い服やアクセサリーで見た目をアピールする”のは好きではない。
なぜなら、「高い服を着ているとき」しか見た目をアピールできないし、
「高い服」は信頼性・信用を担保するものではないからだ。
確かに、お金さえあれば一瞬で見た目を整えることができるし、
場合によってはそれだけで相手を魅了することもできるだろう。
だが、そこに信用や安心感はついてこないのだ。
あくまで、高い服やアクセサリーでアピールをするのは
威嚇・威圧をするためだろう。(本人が好きで着ている分には構わないが…)
それよりも、もし、服装でアピールをするなら
・安物のスーツでもしっかりとメンテナンスをする
・靴を磨く
・シャツにアイロンをかける
・髪形を整える
といった、”人間性が垣間見える部分”に投資をした方が誰からも好感をもたれるだろう。
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ここまで話したように、見た目を整えるのは、一発逆転を狙うためではなく、
あくまで相手とのコミュニケーション・信頼関係を構築するためである。
そのためには、威嚇したり威圧したりするために見た目を整えるのではなく、
相手に信頼感・親しみを与える見た目の整え方をしなくてはならない。
そう考えた時に、やはり筋トレは非常にリーズナブルで、
しかも汎用性が高い、見た目への投資だと思う。
だから、「男は中身で勝負」とか言ってないで、
さっさとスクワットをしろ、といいたい。
今回はここまで。