筋肉にありがとう

筋トレに人生を救われた筆者が、筋トレや仕事、不動産などについて語ります。

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【世界に一つだけの某】ナンバーワンにならなくても競争に勝つ単純な方法

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先日、同じ不動産の仲介エージェントをやっているS君からこんな質問を受けた。

 

「ゴリさん。確かにこの会社の方針は素晴らしいと思います。でも、不動産業界の中ではどれくらい凄い会社なんですか?他の会社と比較して実績での違いがないとお客さんに信用されないですよ

 

たしかに、まっとうな質問だ。

結局この会社はどれくらい凄いのか?というのはお客さんにはきちんと価値を伝えなくては信用してもらえない。

信用してもらえなければ、お付き合いはスタートしないのだから、信用は何においても重要だ。

 

だが、この質問の中で一つ「ズレているなぁ~」と思う点がある。

 

それが他の会社と比較して実績での違いがないと」という点だ。

 

おそらく、Sくんは「この地域でナンバーワン」とか
そういうフレーズがほしかったのだろう。

 

しかし、残念ながらこうしたフレーズき自体には全く意味がないし、
むしろナンバーワンを取りに行くと、地獄に行くことになる。

 

今回はこの点についてお話をしよう。

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◆実績で勝負すると、もっとすごいやつが出てくる◆

自分でビジネスを立ち上げたり、新しいことを始めるときに、
「まずは実績を作ってから…」と考えてしまって、
自分のノウハウや経験を話すことを尻込みする人が多い

 

「誰かに誇れるような実績がなければ信用されない」
と考えているのだろう。

 

だが、これは大きな間違いだ。

 

例えば「私は〇〇で月収100万円を達成しました!」という売り文句で、
商材を売ろうとしよう。

 

確かにその辺の人よりは稼いでいるが、
それより上の実績を出している人なんてゴロゴロいるだろう。

 

これはどんなビジネスでも同じことで、地域ナンバーワンといっても、
日本一にはかなわないし、日本一でも世界一にはかなわない。

 

Sくんの理屈でいうと、ナンバーワンをとってから宣伝することになるのだが、
それは違うだろう。

 

無名のところからやり始めて、気が付いたらナンバーワンになるのだ。

 

それに、最初から実績を求めるのは順番が逆だし、
もっというとナンバーワンをとったとしても、
後でもっとすごいやつが出てきて、
結局ずっと他人と比較し続けなければいけない。

 

こうなると、もはやドラゴンボールの世界だ。

次から次へと強いやつが出てきて、そのたびに修業が必要になってしまう。

 

もう、こんなのめんどくさくてしょうがない。

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◆実績じゃなくて「あなただけが語れる切り口」が大切◆

現に私だって、筋トレでのBIG3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの総重量)は大したものではない(トータルで300もいかない劇弱だ)

 

というか、別に「俺は筋トレの記録がすごいぜ!」
ということをテーマにした覚えはない。

 

単に「筋トレによって人生救われた」
ということを言っているだけだ。

 

このブログではそれが言いたいだけだし、
現にこれでも少しずつブログのアクセス数は伸びているのだ。

 

逆に「トータル600とかすごい人の意見じゃなきゃ聞きたくない」
って人は、勝手によそのブログに行くだろう。

 

そんな人はどうでもいいのだ。

 

そんな人は私の気持ちや意見に共感しようがない人なのだから、
追いかけてもしょうがない。

 

きっと、より「すごい人」のところに行くのだろう。

 

この理屈は他のスタートアップしたばかりのビジネスだって同じだ。

 

最初は何も実績もないところからスタートすることになる。

 

そこには「思い」とか「切り口」とか「アイディア」といったものしかない。

 

それに固定のファンがついて、大きくなって今に至るのだ。

 

だから、私はこれからも自分の意見を億さずに発信し続けて、
私なりのコミュニティを形成していくつもりだ。

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ここまでをまとめよう。

 

①”実績が売り”っていうのはめちゃシンドイということ。

なぜならどこの世界・業界にも自分より上の実績を持ってる人がいるから。

 

②実績よりは「自分の意見」「自分が感じたこと」を発信しよう

発信することでオリジナリティが生まれ、エッジが立ってコミュニティやファンができる。それがあなたが築く世界観だ。

 

冒頭の話に戻るとSくんは他の会社と比較して実績での違いがないと」という点ではなく、「他の会社と比較してストーリーの違いがないと」という点を気にすべきだったのだ。

 

ストーリーなら、社長さんのエピソードやお店の成り立ちなど、
様々な切り口で差別化ができただろう

 

砕けた言い方でいうと
「ナンバーワンなんて目指すのシンドイから、今の武器で語れることを見つけようぜ」ってこと。

 

今回はここまで。


PS.今回の記事を書くにあたって共感したブログはこれだ
情報発信ビジネスは喫茶店経営と似てるよね、って話。

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